ルーティン
- 大瀧智子
- Dec 15, 2018
- 2 min read
人にはそれぞれ自分で決めた行動様式(ルーティン)があると思います。例えば、家に帰ってまずカーテンを閉めてから他の家事を始めるなど、日々の生活で決めている行動パターンがありませんか。
人それぞれのルーティンは、他の人からは理解しがたいこともありますね。それがルーティンの特徴と言えるのかも知れません。
子どもは、経験知があまりないので、余計にルーティンへのこだわりが強いように思えます。靴箱に自分で靴をしまいたかったのに、お母さんがしまったのを見て大泣きしたり、癇癪を起こしたり・・・。タオルを自分でかけるつもりだったのに、友達がかけたのを見て、ひっくり返って怒ったり・・・。そんなことくらいでと思いますが、子どもにとっては一大事です。
そんな時、どうしたらいいでしょうか。「こんなことぐらいで怒らないの!」と叱れば、子どもの怒りや悲しみは行き場を失くしてしまいます。「〇〇したかったんだね。〇〇がしたかった気持ちはよくわかるよ。」と子どもの気持ちに寄り添うと、少しずつ怒りや悲しみを乗り越えられるようになっていきます。子どもは、〇〇したかったというよりも、〇〇したかった自分を大事にしてほしいのでしょう。
誰でも、こだわっているルーティンがあります。それは心の安定につながり、自分が自分であるために必要なことです。子どもにもこだわっていることがあり、こだわりを認めてもらえると、自分の存在感が確かなものになっていきます。
寝る前にブログを書く・・・・今私が大事にしているルーティンです。もう少し続けられるといいなと思います。
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