成長の証拠
最近の学生は、ほとんど乳幼児に触れたことがないので、授業で話していても乳幼児の実態が感覚的に理解できないような気がします。
『百聞は一見にしかず』とよく言いますが、子ども達のかわいさや一生懸命さ、基本的な生活習慣をひとつひとつ積み上げている姿などをビデオに撮って見てもらうことで、生き生きと成長している子ども達を感じてほしいと思っています。
今日も、お誕生日前に歩き出したKちゃんが、中腰でかがんでいる姿に感動したので、ビデオに撮らせてもらいました。恐る恐る、でも、ちょっと誇らしげにゆっくり立ち上がってバランスを取る姿に、人間の成長の素晴らしさを感じます。
少し前まで人見知りをしていたKちゃんが、カメラを向けると満面の笑顔を見せ、声を上げて応えてくれます。しばらく撮り続けていると、1歳児のYくんがやって来て、Kちゃんの横に座り、頭を撫でだしました。1つしか違わないのに、可愛くて仕方ないというような表情です。どんなに小さくても、自分より小さい子を可愛いと思う気持ちがあるんですね。きっと遺伝子の中に組み込まれているのだと思います。
12月、外は寒いのですが、つぼみ組(0.1歳児)の朝は、温かい雰囲気でいっぱいです。一人ひとりの子ども達が、本当に楽しそうに伸び伸びと遊んでいます。遊んでいる友達の側に行ったり、つられて一緒に笑ったり、成長の証拠がここにも、あそこにも・・・。