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児童虐待

基本的信頼感は、乳幼児期に一番身近にいる大人との関係によって築かれることは多くの場で聞くお話だと思います。自分に対する信頼感と人への信頼感が築かれてこそ、人は自信を持って自分の人生を生きていくことができます。

 東京都港区の子ども家庭総合支援センター建設に反対する地元住民の声を聞いて、無理解さにがっかりします。子ども家庭総合支援センターには児童相談所も併設される予定です。一昔前、児童相談所は親を亡くした子や経済的理由などで親が育てられない子が一時的に保護されていたのですが、現在は入所児童の9割が虐待を受けた子ども達だそうです。親から虐待を受けた子ども達に、社会ができることはなんでしょうか。虐待を受けて保護をされる子ども達は平成29年度のデータで13万人を超えています。そんな子ども達を保護する施設が足りないのです。

 少し前まで、躾として子どもに手を上げるのは当然のこととされていましたよね。そんな親子関係で育ってきた人が親になって子育てをしているのです。うまくいかないのも無理はありません。

 乳幼児期に一番近くにいる人に愛情を持って関わってもらうこと、大好きだと言ってもらえることが、自分への信頼感、人への信頼感につながります。

 明日はクリスマス。どの子も、生まれおちたこの世界が良い世界だと思えるような日になりますように・・・。

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