チーム保育

これも先週土曜日のお話です。

 お昼寝からの目覚めが悪かったのか、2歳児のAくんが大声で泣いて怒って叫んでいる声が聞こえてきました。なかなか泣きやまないなぁと思いつつ、しばらくその声を聞きながら仕事を続けていたのですが、もういいかなと思い、つぼみ組(0・1歳児)保育室に行きました。土曜日だったので、3歳未満の子ども達はつぼみ組の保育室でお昼寝をしていました。

 つぼみ組の保育室に行くと、Aくんが床に寝転がって、大声で泣きながら怒っていました。少し強引に抱っこして、「Aくん、りんご組さんに行っておやつ食べない?」と訊くと、少し泣き声が小さくなりました。

 そばにいたS先生に、「りんご組(3・4・5歳児)のお部屋でおやつ食べてきます」と言うと、「お願いします」と穏やかな返事。

 おやつのお皿と牛乳を持って2階の階段を上がる頃には、Aくんは泣きやんでいました。2階に行くと、りんご組さんがおやつを食べ終わり、帰りの支度をして下に降りようとしていました。

 りんご組担任のN先生に、「Aくん、りんご組でおやつ食べていいですか?」と訊くと、笑顔で「はい、どうぞ」と言う返事。

 「じゃあ、私がりんご組さんと一緒に下に行くので、N先生が部屋を片づけながらAくんを見ててもらっていいですか」と言うと、Aくんはそそくさとりんご組の机に座っておやつを食べ始めました。

 りんごの花保育園では、こんな場面が日常です。私達はチームで保育をしています。Aくんが気持ち良くおやつを食べられるように、役割を分担したり、交代したり、場所を移動するのは普通のことです。

 最初Aくんの対応をしていたS先生が、この場面は自分が解決したいからとAくんがりんご組に行くことを許可してくれなければ・・・、S先生がりんご組の保育室で「はい、どうぞ」と笑顔で応対してくれなければチーム保育は成立しません。

 小さい保育園だからできるのではないと思います。みんながAくんの気持ちを大切にしたいと思うからできることです。

 私達はチームで保育をしています。だからこそ、互いの欠点を補いあったり、長所を活かせるのだと思います。

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