誰のため?
- 大瀧智子
- Jan 23, 2019
- 2 min read
福岡市園長会がありました。
昨年末、新聞やテレビで報道された東区の保育園の不適切な保育について、経緯の説明がありました。ネットでですが、音声を聞く限り、不適切保育と言うよりは、虐待だと思います。まさか認可保育園でそんなことが行われているなんて想像もできなかったでしょう。
福岡市の保育行政の責任者の方が、強い憤りを持って事態の説明をされました。全国から福岡市にたくさんのクレームが寄せられているそうです。現在調査中ということですが、福岡市の保育がそんな風に思われるのは本当に悲しいことです。
東区の園長会会長の方が、東区の保育園を代表して謝罪をされました。深い苦しみが伝わって来て、聞いているだけで胸が痛くなりました。
福岡市の保育行政の責任者の方が、今後このようなことがあれば、認可を取り消すこともありうる、園長の監督責任は重いと言われ、一瞬会場が凍りついたような感じがしました。子どもの人格形成の基礎をつくる大事な時期に、こんな不適切(ではすまされない)な保育は許されません。
会場に張りつめた緊張感と重苦しい空気の中で、大事なものを見落としているような気がしました。私達園長が、今日この話の中で感じた緊張感を保育園の中に持ち込むことが保育を良くすることに繋がるのでしょうか?一人ひとりの子どもを大事にする保育に繋がるのでしょうか?
子どもを愛おしい、大事にしたいと思う気持ちが園の風土になければ、忙しい、責任が重い、大変な仕事だからという現実にいつ押し潰されるかもしれません。
不適切な保育を受けた子どもの心を思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、どうすればいいのかわからなくなります。
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