人の価値
昨日、前の園の生活発表会を見に行ったことを書きましたが、一番心に残ったのは、先生達が一人ひとりの良さを大切にしていることが伝わってきたことです。プログラムの内容にも、子ども達に関わる姿勢にもそれが現われていました。
子どもは、「いい子だね」と言われれば、自分はいい子だと思い、もっといい子になろうとします。子どもが自分をどんな子だと思うのか、周りの大人の言動に影響されます。
子どもが、自分の思いを行動や言動で表現すると、いいねと言われたり、悪い、ダメだと言われたりします。大人から見れば、なぜ悪いと言われたことやダメと言われたことを何度も繰り返すのか理解できない時もあるでしょう。でも、子どもは行動しては確かめています。悪いと言われたことを何度も繰り返して、少しずつ理解し、自分の行動を修正していきます。
危険なこと、人を傷つけるような行為でなければ、まずは子どもの立場になり、気持ちを理解した上で大人の思いを伝えていく対応が、子どもの自尊感情を育てることに繋がっていくのだと思います。
保育園で、一人ひとりの良さを大事に育てていく・・・これは十分可能なことです。では、小学校に就学したらどうでしょうか。
生活発表会の最後に、年長組の子ども達が友達と手を繋いで、「もうすぐ卒園します。これからも見守っていて下さい。」と胸を張って言っていました。
小学校の先生方、どうぞ自信を持って成長している子ども達のこの意欲を大切に育てて下さい。