信頼
最近、保育園の園長をしていると言うと、「東区のあの保育園、ひどいね。」と何人もの方から言われました。2.3日前にも、テレビで報道されたので、さらに関心が高まっているようです。
先日行われた福岡市園長会で、東区の該当園で新しく園長になった方が、謝罪をされました。
謝罪をされる園長先生を見ながら、違和感を感じました。これは福岡市の認可保育所だけではなく、全国の認可保育園に対する信頼を失墜させた事件です。
厳しい基準を満たした認可保育園だから、子どもを安心して任せられると信頼されてきたのです。その信頼を根本から打ち砕くような事件だと思います。
「私達も気を引き締めて、もう一度自分達の園を見直しましょう」と言われるのにも違和感を感じます。「こんな酷い保育をしている園は例外」のはずです。
こんな危機的な事件も、時が経てば忘れられてしまうのでしょう。子どもは何も言えないのですから。
子どもの心と体が健やかに、豊かに育つためにどんな保育がいいのか、全ての人の未来がかかっている問題です。社会全体で考えていかなくてはと思います。