進級
いよいよ来週から進級を始めます。なぜこの時期に進級をするかと疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
4月になると新しい子ども達が入園して来ます。初めての集団生活の子はもちろん、他の園から入園して来る子も、初めての環境、見知らぬ先生や友達に不安でいっぱいです。当然4月は泣き声の大合唱になります。(そう言えば、昨年の4月、5月、6月はそうでした。)
在園児の子ども達が同じように4月に進級すると、保育室や担任の先生、活動の流れが変わり、やっぱり心の中に嵐が吹き荒れます。でも、先生達は新しい子ども達を抱っこしたり、おんぶしたり、もう手一杯の状況です。そんな姿を見れば、「教えて」「どうしたらいいの?」「手伝ってほしいんだけど」と言えなくなってしまいます。子どもはちゃんと空気を読めるんですね。1年間りんごの花保育園で生活してきたから大丈夫と思われるかもしれませんが、子どもは環境の変化に敏感で、新しい環境に慣れるのに時間がかかる子もいます。
この時期に進級すると、ゆっくり新しい環境になじんでいきます。先生達も落ち着いて子ども達の姿を見ながら、困っていることや不安に思っている気持ちをキャッチすることができます。
すっかり新しい環境に慣れた子ども達は、少しお兄ちゃん、お姉ちゃん気分で新しい子ども達を優しく迎え入れてくれるでしょう。
今日も、りんご組(3・4歳児)とはな組(2歳)は福重東公園に散歩に出かけていました。はな組(2歳)の子ども達をその気にさせる言葉は、『りんご組さんのように・・・』です。りんご組になれば、〇〇できるという気持ちがさらに膨らんでいるようです。もう準備万端です。