今年度最後の誕生会
今年度最後の誕生会でした。3月生まれの子どもたちは、首を長くしてこの日を待っていたことでしょう。昨日の新入園児説明会でも、3月生まれのお子さんがいて、保護者の方がとっても心配されていました。4月生まれの子に比べて1年の差があるのですから、体も心の発達も差があって当然です。年齢が小さければ小さいほどその差は大きくなります。小学校の高学年になると、やっとその差をかんじなくなりますが、保育園、幼稚園で過ごす3月生まれの子どもたちには特に配慮が必要です。
3月生まれの子どもたちは、本当によくがんばっています。他の子の姿を見ながらしっかり成長していくのは3月生まれのすごいところです。
一番最後に誕生会で主役になる子どもたちのために、りんごの花保育園の誕生会は、今回も暖かい雰囲気に包まれていました。
0歳児のMちゃんが、「好きな食べ物はなんですか?」と尋ねられると、4歳児のYくんが、妹の代わりに「離乳食です」と答えてくれました。思いがけない答えに笑いが起きましたが、きっと一生懸命考えてくれたのでしょう。きょうだい愛を感じました。
3月の誕生会担当のS先生が、コップに水を入れてスプーンでコップのふちを叩き、音階をつくってくれました。「もっと水を入れて」「もう少し、もう少し」と子どもたちから声が上がり、変化していく音に興味津々でした。音が揃わず何度も試してやっと音階が出来上がりました。コップの水の水位の違いでできた音階を使って、S先生が♪ちゅーりっぷ♪と♪きらきら星♪を演奏してくれました。子どもたちもやっとできた音に安心したように一緒に歌っていました。
お昼は給食の先生3人がおいしいお弁当を作ってくれたので、りんご組(3・4歳児)とはな組(2歳児)は、園庭にシートを敷いて食べました。外で食べるお弁当は格別のようで、40個くらいあったお代わりのおにぎりがあっという間になくなり、さらに2回もお代わりを作ってもらいました。
今年度最後の誕生会は、心のこもった集まりとなりました。派手な演出はありませんが、お誕生日の子どもたちをお祝いする気持ちがたくさん込められていて、どの子もとっても満足そうでした。