大好きだよ
3歳児担任のY先生から、また良いことを聞きました。最近、お昼寝の時に、Aくんの頭を撫でながら、何度も「大好きだよ」って言っているそうです。
Aくんは、少し気持ちが不安定で、ささいなこと(大人から見れば)で、手が出たり、口が出たりします。そんなAくんに悩んでいたY先生が考えたのが、「大好きだよ」と伝えること。
「毎日お昼寝の時に『大好きだよ』って刷り込んでいるんです。」という話を聞いて、そう言われるA君の気持ちはどうなんだろうって想像してみました。お友達や先生に手を出した後、きっとAくんは悲しい気持ちになっているでしょう。お友達や先生に嫌われたかなと思っているかもしれません。自分のことが少し嫌いになっているかもしれません。
そんな時、大好きな先生から、『大好きだよ』と言われたら、どんなにホッとするでしょう。それを側で聞いている子どもたちも、先生たちもきっと温かい気持ちになるでしょう。一人一人の子どもに真剣に向き合う姿勢を若い先生から学ばせてもらいました。
夕方、Y先生の真似をして、「Aくん、大好きだよ」と言うと、両手をブンブン振り回して「先生、いや!あっち行って!」と言われました。急に言われたらびっくりしますよね。でも、ちょっと嬉しそうに見えたのは気のせいでしょうか。