保育園って楽しい
昨年度はな組(2歳児)だった A君の表情が、りんご組(3・4・5歳児)になった途端変わりました。 はな組の時は、あまりおしゃべりをすることもなく、不安そうな表情をしていることが多かったので、早く自分らしく過ごせるようになってほしいと思っていました。 りんご組に進級してしばらく経つと、笑顔が増え、目がキラキラ輝いて、生き生きと過ごす姿がたくさん見られるようになりました。 先日、A君のお母さんとお話しする機会があったのですが、「『保育園、楽しい』って言ってます」と言われて、嬉しかったです。 保育園は集団生活なので、我慢したり、順番を守らなくてはいけないことがたくさんあります。おうちのように、自分が思うままに行動できるわけではありません。そこにあったおもちゃに手を伸ばした途端、「これ、〇〇が使ってたー!」と、取り返されることが頻繁にあります。 A君も、そんな苦い経験をしながら、保育園が楽しいと思ってくれるようになったのです。 悔しかったり、悲しかったり、嫌なことがあっても、それでもお友達や先生と一緒に過ごすのは楽しいと思ってもらえるように、一人一人の子どもたちのそれぞれの思いに寄り添っていきたいと思います。