みんなちがって、みんないい
昨日今日と、福岡市西区の園長会で、山口県のみすゞ記念館とすぐそばにあるみすゞ保育園を視察させて頂きました。 童謡詩人金子みすゞさんが、作品を作った部屋を見学しました。この机であの優しい詩の数々が作られたと思うと、とっても居心地の良い場所のように思えました。
10日は、金子みすゞさんの月命日で、みすゞ保育園の子ども達は夏は浴衣、冬は絣の着物を着て、みすゞ記念館を訪れる人達を出迎えるそうです。
♪私と小鳥と鈴と♪ ♪大漁♪など、みすゞさんの代表的な詩に曲をつけた歌を歌ってくれました。 金子みすゞさんは、離婚後に子どもの親権を守るために、自分の命を懸け、26歳の若さで命を絶ちました。才能に溢れる美しく優しい女性がそんなに若く逝ってしまったのは本当に残念で悲しいことです。
まだまだ男女平等を謳わなければいけない現代社会ですが、その頃の女性蔑視や偏見は想像するに余りあります。 「みんなちがって、みんないい」のフレーズが大流行したのは、もうずいぶん昔です。「みんなちがって、みんないい」そんな当たり前のことを改めて口にしなくてもいい時代になったと思いたいです。