人材
先週、男子学生がりんごの花保育園に実習に来てくれたり、学生から就職について相談される時期になりました。そろそろ来年の就職に向けて、真剣に考えているようです。もしかすると、一生の大半を過ごす場所になるかもしれないので、選択に慎重になるのは当然です。 私も、前に勤めていた法人には、30年以上お世話になり、とても大事にして頂きました。感謝してもしきれません。 昨日テレビ番組で、ある地方都市の保育協会が保育士を確保するために、学生を無料ツアーに招待し、観光と保育園見学をしていることを知りました。見ていてちょっと辛くなりました。
昨年は、たくさんの保育園を経営する東京の企業が、東京ディズニーランドのツアーに招待して学生を確保している話も聞きました。 番組によると、今後5年間で、7万人もの保育士が不足するそうです。その数値の正確さはどうかと思うものの保育士不足はしばらく続きそうです。 不満や要求を言わない子ども達に関わる仕事だからこそ、人材の選定には熟慮が必要です。でも、これだけ不足すると、資格があるなら誰でも良くなってしまいそうで怖いです。
実習を経験して、保育所や幼稚園で働くことをやめたという学生の話もよく聞きます。仕事の多さと、人間関係がよくないことを挙げる学生が多くいます。人間関係の問題はどの企業にもあることなのかもしれませんが、子ども達が見ています。職員同士が互いに思いやる温かい雰囲気を作っていきたいものです。