主体性
先週、職員勉強会で、子どもの主体性をどう尊重するかについて話が及びました。
子どもを大人と同じ人格を持つ主体として尊重するのは難しく、力があり、身体が大きい大人は無意識のうちに子どもの意思を無視して、指示したり、子どもの意見を聞かずに決めてしまうことが起こります。
大人は、相当意識的に子どもの思いを汲み取ったり、子どもの思いを聞く努力を怠ってはならないと思います。
先日ブログに書いた発達障がいのあるお子さんの対応として、環境調整のことを書きました。もう一つ心に残った言葉があります。
何かができるようになるために、環境を整えたり対応を考えて子どもに向き合うのは大事ですが、それができるようになる時期は、子ども自身が決めていいという言葉です。
大人は、一生懸命になるあまり、結果を急いでしまいますが、子どにもそれを受け入れる準備が必要であり、そうなりたいと思うタイミングは、子ども自身に決める権利があるのだと思います。
子どもの主体性を尊重するのは、そんなに簡単なことではないですね。覚悟と研鑽が必要です。