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研修

昨日は、福岡市の障がい児保育研修に参加しました。昨年4月に福岡市で保育園を開園して、『障がい児保育』という言葉が使われていたことに驚きました。以前勤めていた園の町では『障がい児保育』という名称を使うことはなかったからです。

 初めに、4人の障がいのあるお子さんと2人の障がいのあるお子さんを育てていらっしゃるおふたりのお母さんのお話を伺いました。(すみません、障がいがあるという言葉も適切ではありません。)この研修に参加したのは、このお話を聞きたかったからです。自分のお子さんの障がいを受け入れるまでの葛藤や、子育ての大変さを少しでも理解したかったからです。

 おふたりのお母さんの共通点は、一人ひとりのお子さんの特性をしっかり理解して、良いところを認め、褒め、伸ばそうとしてあるところです。一人ひとりのお子さんが、どのようにこの世界を見て、感じていて、何が受け入れ難いのか、どうすれば少しでも落ち着けるのか、日々お子さん方と向き合いながら、本当に少しずつお子さんが感じている世界を理解して来られたことがよくわかりました。

 理解してくれる人がいないなかで、お子さんの障がいを受け入れるまでに、どれだけ悩み、苦しんで来られたことでしょう。我が子がどのように見られているか、どんなに人の目が気になったことでしょう。

 保護者の方の気持ちに寄り添いたいと思っているのですが、いかにそれができていないか痛感しました。人と違うことを許してくれないのが現実の社会です。それぞれの違いを認め、それぞれのペースで、自分らしく生きていくことができる社会を作るための最初の一歩を保育園が担っていかなくてはと思います。

 参加者アンケートの最後に、『障がい児保育』という名称を、どんな名称に変えればいいと思いますか?という問いがありました。当事者の方々の立場にならなくてはと思います。

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