保育園に望むこと
- 大瀧智子
- Oct 20, 2019
- 2 min read
先日、障がいがあるお子さん(不適切な言葉ですみません)を育てていらっしゃる保護者の方のお話を伺ったことをブログに書きました。
保護者の方は、保育園にお願いしたいことについてもお話されました。「『子どもさんは、保育園でずっとがんばっているから、お仕事がお休みの時は一緒にお休みさせてあげてくださいね。』と言われるのは辛いです。」
仕事に家事と大変な上に、家での子育ては気が抜くことができないはずです。そんなお母さんに休んだり、ほっとできる時間を持ってもらうのは大事なことです。そんなことに気がつかなかった(気がつかないふりをしていた?)保育園って、余裕がないんですね。(もちろん、自園も含めてです。)
お母さん方のお話の後に、グループ討議がありました。その中の話でも、保育士が2人しかいない早朝時間に、障がいがあるお子さん(不適切な言葉ですみません)が登園すると、ただ見ているだけで精一杯・・・と言われていました。怪我をさせていはいけない、保育室から出て行ってしまわないかという緊張感の中での保育は大変です。
保育士が足りない、加配職員の補助金が少額の中で、ギリギリの対応をしているのが現状です。先日、療育センターの保護者の方の集まりに参加されたお母さんから、「他の園にお子さんを通わせてあるお母さんが、『遠足の時に連れて行くのは無理と言われた』と話してあったんですが、りんごの花保育園は大丈夫ですか?」と訊かれました。
そんなひどいことを・・・と思いましたが、そんなことを言わざるを得ないほど、人手が足りない園もあるのかもしれません。悲しいです。
幼児教育無償化よりも、先にしなくてはいけないことがあったのにと思ってしまいます。どの子も、その子らしく成長できる時間と場が必要です。そして、保育士にも、どの子もかわいいと思える環境が必要です。
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