変わらなくてはいけないこと
先々週の土曜日深夜、知っている人が逮捕されたというニュースを見て衝撃を受けました。やっぱりと思ったのも事実です。
その園で2、3年前から、虐待があるという話を伝え聞いていました。研修会などで、園長であるお母さん、当人とも話すことがありましたが、保育理念や方針に共感できるものがありませんでした。
今回の逮捕を受け、福岡県内の保育園は大きなショックを受けています。
8月、「保育園での児童虐待」をテーマに研修会がありました。参加した園長の中には、子どもにボイスレコーダーを持たせた保護者の方に憤慨されている方がいらっしゃいましたが、そんなことをしなくてはいけないところまで追い詰められた保護者の方の気持ちを理解すべきではないかと思いました。感覚がずれていることに気がつかないのでしょう。
私にも同業者の園を悪く言ったり、訴えることはできません。保育園では自浄作用が働きにくい上に、子どもは大人の言うことを聞くべきだという思い込みをしていることもあります。躾と虐待の線引きが難しいと言われることもありますが、強い言葉や力で大人の考えを押しつけるのは躾ではありません。その線引きが難しいと言う感覚自体が子どもの権利を脅かしているのではないでしょうか。
虐待が子どもに与える影響は看過できないものです。実際に虐待ではないかと思った時、その場面を見た時は声を上げてほしいと思います。
人は間違いに気づけば変わる力を持っています。今回の保育園も、きっと変われるはずです。間違いに気づいた後にどう変わるかが重要です。保育園全体が意識改革を求められているのだと思います。