年長児の成長
運動会が終わって、改めて年長児の姿を思い返して胸が熱くなりました。りんごの花保育園では、3・4・5歳児の異年齢児で長い時間一緒に過ごします。運動会の練習など、到達目標が違う時は年齢毎に活動しますが、遊びや食事、朝の会、帰りの会は一緒です。
異年齢児保育では、年長児を育てることが大事だと言われています。年長児が育てば、年中児、年少児がその姿に憧れて自然に育っていくからです。
昨年は、開園したばかりで、お手本となる年長児の姿を見ることが少なかった今の年長児は、幼く、少し頼りなく思えました。でも、年長児になると、年下の子ども達から頼られたり、先生達から意見を聞かれたりすることが多くなり、自分から行動を起こし、生き生きと過ごすようになりました。
運動会の鉄棒で逆上がりに挑戦する時、じっと鉄棒を握りしめる姿に、絶対に成功させたいという強い思いが伝わって来て、見ている方が胸が苦しくなりました。器械体操だけでなく、組体操や遊戯でもキビキビと動き、6人しかいない年長児ですが、存在感の大きさを感じました。
運動会の後、年長組担任のM先生が、「(2月の)生活発表会でやってみたいと思っていたことがもうできるようになっているので、またあの子達の力に合わせて考えなくてはいけないと思っています。」と話していました。
年長児の子ども達のこれからの成長が楽しみでなりません。卒園まであと5ヶ月ですが、一日一日を大切に共に過ごしていきたいと思います。