体罰の禁止
昨日の授業の時間。朝、児童虐待防止法改正の報道を見て、学生はどう感じるのか訊いてみました。 来年4月児童虐待防止法改正が施行され、親の体罰が禁止されます。しつけと体罰の線引きは難しいですね。今回は、体罰の禁止について具体例が挙げられています。 ◯口で3回注意したが、言うことを聞かないので頬をたたいた ◯大切なものにいたずらしたので、長時間正座させた ◯宿題をしなかったので、夕ご飯を与えなかった これらは、体罰にあたると規定されるようですが、どう感じますか?日本は教育に体罰が必要という風習が強いので、反発する人が多いと思います。 実際、自分もそうされて育ったから・・・、叩かれたらもうしないようにしようと思ったから・・・そのくらいの体罰は必要だと言う学生もいました。 どんなに軽い体罰も禁止するというのは、国からのメッセージです。しつけと体罰の線引きが難しいと言われるからこそ、あらゆる体罰を禁止し、明確にして子どもの命を守ろうとしているのだと思います。 このメッセージが当たり前のこととして浸透するには、まだまだ時間がかかるでしょう。体罰をしなくても、子どもは育ちます。体罰をしない方が、より良く育ちます。 私も、機会があれば、いろいろな場で伝えていきたいと思っています。