楽園
- 大瀧智子
- Dec 22, 2019
- 1 min read
今年もあと少しですが、あまり寒くないので、師走らしくないですね。元号が変わるという大きな転換期を迎えた年はもうすぐ終わろうとしています。
入園当初、泣きながら、お母さんに抱っこされて登園していた3歳児のA ちゃんは、随分前から歩いて登園し、お母さんとのお別れもスムーズになりました。
お母さんから離れると、待ち構えていたお友達がそばにやって来て、『A ちゃん、遊ぼう」と手を引っ張って遊びに誘っています。
A ちゃんには、仲良しのお友達ができたのでお母さんがいなくても平気になりました。お友達や大好きな先生がいるから、保育園が楽しい場所になったのでしょう。
そんなAちゃんのお母さんが、「お兄ちゃんやお姉ちゃんは保育園に行くのを嫌がっていたのに、Aちゃんは保育園は楽しいって言うんですよ。」と言われたことがありました。それは保育園にとって、(私にとっても!)最高の褒め言葉です。
幼児教育の父と言われるドイツの教育学者フレーベルは、遊びの大切さと共に、『幼稚園は、こどもの楽園なり』と言いました。保育園もこどもにとって、楽しい、幸せを感じる場にならなくてはと思います。
来年も、りんごの花保育園が、子ども達にとって『楽園』になるよう先生達と一緒に力を合わせていきたいと思います。
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