愛しい発達
明日から2020年が本格的に始まります。先週土曜日、一足先に仕事始めをされた保護者の方に、「年末年始は、ゆっくりされましたか?」と尋ねると、二人の男の子がいらっしゃるお母さんの答えは、「子ども達がいるから、ゆっくりはできないです。」
一人の女の子がいらっしゃるお母さんは、「年末年始、わがまま三昧でした。」
どの子も一緒ですね。保育園では、みんなと一緒に遊び、ご飯を食べたり、お昼寝してくれるのですが、お家では自分の思う通りに行動するので、お家の方は大変でしょう。当然かもしれませんが、子どもも、場所や人に合わせて我慢していることも多いのでしょうね。
現在も帰省している3歳の孫も、自分の思いがどれだけ通るのか、大人の反応を見ながら試しています。自分の思いが通らないと、大きな声を出したり、地団駄を踏んでみたり、泣き叫んでみたり、なかなか迫力があります。
少し前まで、大人の言う通りに動いてくれていたのにと思うと、大人は戸惑ったり、イライラしてしまいます。
発達は、大人にとって望ましい発達ばかりではありません。大人の思い通りにならないというのは、明らかに成長、発達しているのですが、喜べないこともたくさんありますね。
発達は一方向に上昇するのではなく、進んだり戻ったりしながら、螺旋階段のようにゆるやかに、いつのまにか発達していることに気づくもののようです。
孫が一生懸命、大人に抵抗をして自分を主張している姿を見ていると、そこに『ジタバタしながら』という形容詞をつけてあげたいと思います。