運動能力
- 大瀧智子
- Jan 8, 2020
- 2 min read
昨年末、小学生と中学生の体力合計点のデータを基に、子どもの運動能力の低下についての報道がありました。特に男子の運動能力の低下が著しいそうです。
この調査は、平成20年度から全国の小学5年生と中学2年生を対象に50メートル走、ボール投げ、反復横跳びなど8つの項目とともに生活習慣も調べたものです。
子どもの運動能力の低下は、体を動かしたり、外遊びをする時間や場所が急激に減少した社会状況を考えると、当然の結果だと思います。体を動かすよりも、部屋でゲームやスマホをしている時間の方がずっと長い子ども達が増えていることでしょう。
運動能力の低下は、挑戦しようとする気持ち、忍耐力、継続する力などにも大きな影響を与えるはずです。それだけでなく、友達と遊ぶよりも一人で遊ぶ方が楽しいというコミュニケーション能力などへのダメージも心配です。
ずいぶん昔に読んだSF小説に、足が退化してしまい、頭と手だけが異様に進化した人類の話がありましたが、笑いごとではないかもしれません。
身体を使って遊びましょう。子どもは体が動くと、頭も働きます。友達と一緒に体を動かすと、さらに身体も頭も動き、楽しさも倍増します。
りんごの花保育園の園庭は、とても狭いのですが、みんなものすごく楽しそうに(この表現がピッタリきます)遊んでいます。こんなに狭い中で鬼ごっこをしてもつまらないような気がしますが、一緒にやってみると、障害物(遊具)があったり、様々な年齢の友達がいるので、ぶつからないように柔軟に動かなくてはいけません。頭を使い、機敏に動かなければすぐに捕まってしまうことがよくわかりました。だから楽しいんですね。
乳幼児期は、特定の運動をするよりも、予測不能な動き(急に止まる、方向転換する、しゃがむ、避けるなど)をしなくてはいけない鬼ごっこなどをする方が運動能力が高まるそうです。サッカー教室など特定の競技に力を入れる園よりも、自由遊びをする時間がたくさんある園の子どもの方が運動能力が高いというデータもあります。
遊びの中で体も心も育つのですね。どんなに寒くても、半袖や半ズボン、裸足で(今日も!)園庭を走り回っている子ども達を見ると、大事な力が育っているなと思います。
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