同志
久しぶりに以前勤めていた保育園の先生方からお手紙が届きました。見慣れた文体に温かい人柄が滲み出ていて、懐かしく思い出しました。たった3年前なのに、遠い昔のことのようです。
園舎を建て替える時に、私が大好きだった古い園舎や大きな桜の木、保護者の方と一緒に作ったビオトープも、たくさんの野菜を収穫した畑もなくなってしまいました。
私の記憶の中には、古い園舎の中でたくさんの子ども達と一緒に過ごした日々が楽しい思い出として残っています。季節や行事を楽しめる保育園に関われることは本当に幸せなことです。
お手紙の中に、園舎の建て替えで移植したりんごの樹に数輪花が咲いたと書いてありました。公立保育園を民間委託して大変だった時に、りんごの実が実るまで頑張ろうと誓って植えたりんごの樹です。立替えの時に、保護者の方が、移植して下さったことを聞いて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
~これまで経験したことがないコロナウイルス対応で、何をどうすることが正しいのか判断に迷う日々ですが、迷った時は、『子ども達のことを第一に考えて』と思うようにしています。行事も全て中止ではなく、少しでも違う形で実現させてあげたい~と今の思いが綴られていました。
11年近く園長と主任として一緒に働いてきましたが、同じ思いを持ってこの仕事に携わっている同志がいてくれることを心強く思います。いつも、どんな時も、判断基準は、『子ども達のために』ですね。