興味・関心を深める
今日は土曜日。登園する子ども達が少なかったのですが、りんご2・3組(4・5歳児)の子ども達と一緒に、室見川河畔公園に散歩に行き、帰りにじょうもんさん市場に行って、夏の花の苗を買ってきました。
帰り道にミミズがいたのですが、初めて見る子もいて、「あれ何?」「ミミズだよ。ぶにょぶにょしてるでしょ。」「誰が食べるの?」「う~ん、鳥さんかな~。」ミミズを見たことがないことに驚きましたが、ミミズも貴重な虫になるのかもしれません。
子ども達の興味、関心はいろいろな事象に振り向けられます。それはとても短い瞬間だったり、あっという間に過ぎ去ってしまうこともあります。よく見る、よく聞く、よく考えるためには、やはり環境を準備して、子ども達の興味、関心を高め、問いかけることが大切だと思います。
現在、りんご3組(5歳児)は、七夕の笹飾りを探しています。おうちの方や、おじいちゃん、おばあちゃんに電話をかけて尋ねる子もいました。全員が同じように興味を持つわけではないのですが、一人の子の興味は少しずつ拡がっていきます。
5歳児のSくんは、七夕の笹について話を聞いたその日に、自分から糸島のおばあちゃんに電話して、笹のことを訊ねたそうです。おばあちゃんは、早速笹を切って下さり、お母さんはSくんと弟のTくんと一緒に笹を取りに行ってくださいました。
おばあちゃんの笹の話をする時のSくんは、とても生き生きしています。「みんなの前で、おばあちゃんが取ってくれた笹の写真を見ながらお話してくれる?」と聞くと、「うん!」と恥ずかしがり屋のSくんが大きくうなずいてくれました。
七夕の行事も、七夕飾りを作って、短冊に願い事を書いて・・・というだけではもったいないですね。笹に興味を持ち、七夕の意味を知って自分で考えてすすんで笹飾りを工夫して作ることができれば、その中にたくさんの学びがあります。
年長児としての自覚が芽生え、様々なことに興味を持ち、深く考えようとする姿勢も出て来ました。一つ一つの経験が子ども達を成長させてくれます。これからが楽しみです。