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何回も読みたい絵本

毎日、絵本コーナーから、こんな声が聞こえて来ます。「〇〇の絵本を借りたい」「また?この前も借りたでしょ。違う本にしたら?」「いやー!これがいい!」

 何回、何十回であろうと、子どもが読みたいと思った本を読んでほしいなと思います。子どもは、絵本を読んでいる時、絵本の世界に入って遊ぶと言われています。きっと、まだ遊び足りないのでしょう。

 私が知っている2歳児の男の子は、1年間365日、毎日同じ絵本を夜寝る前に読んだそうです(お母さんから聞いたお話です)。絵本のタイトルは、「かいじゅうたちのいるところ」(モーリス・センダック・作/じんぐうてるお・訳)、映画化もされ、あまりにも有名な絵本ですね。

 主人公の男の子、マックスが家の中で大暴れしたことに怒ったお母さんが、寝室に閉じ込めてしまいます。すると、寝室に、にょきりにょきりと木が生え出したかと思うと、波が打ち寄せ、マックスは、かいじゅうたちのいるところにたどりつきます。かいじゅうの王様になったマックスは、大いばり・・・。

 たくさん遊んで楽しい時間を過ごしていたものの、やっぱり時間が経つと、大好きな誰かさんに会いたくなって、かいじゅうたちのいるところから家に戻って来るというお話です。2歳児の、自立と依存の間を揺れ動く心にピッタリ来るのでしょうね。子ども達が大好きな絵本のひとつです。

 好きな絵本ができて、絵本の世界でたくさん遊んで、心が豊かに育つのでしょうね。

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