梅雨の過ごし方
先日、I先生が実家の近くの田んぼで捕まえてくれたおたまじゃくしが、順番にカエルになろうとしています。手や足があったり、しっぽが短くなったり、毎日変化があって、子ども達はくぎづけです。
おたまじゃくしの動きはユーモアがあって、こども達がくぎづけになる気持ちは良く分かりますが、少し目を離すと、2歳児の子ども達は小さな手でおたまじゃくしを掬おうとします。
「おたまじゃくしは、触ったら弱ってしまうから触らないでね。」と何度も声を掛けているのですが、気づくとやっぱり掬っています。私と目が合うと、「ダメやもんね・・・。」と言いながら慌てて手を引っ込めるのが2歳児らしくて笑ってしまいます。
私が小さい頃は、春になるとメダカ、梅雨はおたまじゃくしがいるのが日常の光景でした。この時期は、通学路にたくさんのカエルが車にひかれて横たわっていました。
今では、カエルやかたつむりは、希少な存在になっています。社会状況や住環境、気象の変化、自然災害の大きさ・・・小動物にとっても住みにくい世界になっているのでしょう。
先週、近くの会社の方がカブトムシとクワガタをたくさん持って来てくださいました。昨年戴いた時も、子ども達が夢中になって育てました。今日、保育室を覗くと、年長児の男の子たちが熱心に観察したり、触ったりしていました。
育てるのにどんな準備が必要か、子ども達自身で調べたり、工夫したりするようです。図鑑の購入を頼まれたので、注文しましたが、これだけ夢中になっているのですから、一過性に終わらせず、次の活動に発展させてほしいと思います。
先週からプール遊びが延期になって、室内遊びが中心になっていますが、そんな環境だからこそ遊びも発展するでしょう。子ども達の発想と協同で広がっていく活動を楽しみにしています。