子育てのまちがい
育児、子育てに正解はないと思っていますが、明らかに間違っていることはあります。
随分前のブログに書いたと思うのですが、ヤフーの知恵袋で、子どもに食べさせている時に食べこぼしがひどいからどうすればいい?という質問で、ベストアンサーに選ばれたのは、お風呂場で食べさせて、洗い流せばいいという回答でした。
先日、他の先生から聞いた話ですが、赤ちゃんを抱っこしたお母さん二人が話していて、片方のお母さんが、「うちの子、やっとテレビを見れるようになったんだよ。」と嬉しそうに話す会話が耳に入って来たそうです。
乳幼児期に、誰と、どこで、どのように食べたかは、それ以降の食生活に大きな影響を与えます。温かい親子関係を築くためにも、食事が楽しい時間だと感じ、食べる意欲を育むためにも、お風呂場で食べさせてはいけません。
テレビが乳幼児期に与える悪影響についても、アメリカの小児学会では、はっきりと、「2歳まではテレビを見せないように」というメッセージを出しています。
現実とテレビの中の世界の区別ができない赤ちゃんに、テレビを見せるのは可哀想です。テレビの音、映像、スピード、どれをとっても赤ちゃんに良い影響がないのは明らかです。
初めて抱っこしたのが自分の子どもという人が増えています。だからこそ、間違っている情報になんらかの歯止めが必要だと思います。