幸せって

「子どもの幸せを願う仕事をしているわたしたちは、人間の幸せって何だろうということを、最も考えなければいけない立場にあるのではないかと思うのです」

 今日、S先生が「このページを読んでください。」と言って見せてくれた汐見先生の本には、『未来への提言』というタイトルで、冒頭こんな言葉が書いてありました。

 これまで便利さと豊かさを求め、それが満たされれば幸せになれると信じ、科学や文化、経済が発展した結果、私たちは幸せになっているのでしょうか?そんな問いを投げかけられました。

 ブータン、バングラデッシュなど、貧しいけれど幸せだと感じている人々がたくさん暮らしている国を訪れ、汐見先生は「幸せってなんだろう」と考えるようになったそうです。

 「幸せは自分が決める」幸せの尺度はそれぞれですが、幸せを感じるのは自分自身です。豊かさや便利さを幸せだと思えば、もっと豊かになりたい、もっと便利なものをと、欲求は果てることがなく、いつまでも幸せを感じられないのかもしれません。

 先日、コロナウイルス感染拡大の前と後で、どちらが幸せだと感じているかという調査結果の報道を見て、ちょっと驚きました。コロナウイルス感染拡大後の方が幸せだと感じている人の割合が高かったからです。

 コンサートやカラオケ、会食など外出する機会が減って自宅で過ごしているのに、その方が幸せを感じる・・・意外でした。外出自粛をした結果、家で家族で過ごす時間の幸せに気づくことができたのですね。価値観は変わります。

 保育園の中で、子ども達の幸せを願うとき、一人一人の子どもが、今この時を生き生きと楽しく過ごせるようにしたい、そのために何ができるかをいつも考えています。私達の仕事はそんな思いで成り立っていると思います。

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