片づけの習慣
りんごの花保育園では、どの保育室も、子ども達がいつでも自分が好きな遊びができるように、たくさんの玩具が置いてあります。
絵本コーナー、積み木やブロックコーナー、パズルやボードゲームなどができる机上遊びコーナー、ままごとコーナー、お絵かきや文字コーナー、製作コーナーなど(年齢によってコーナーや置いている玩具は違います)、様々なコーナーがあります。
子どもは、一人一人好きな遊びが違うので、子ども達の興味、関心を見ながら、遊びの環境を変えています。未満児クラスは、先生達がいろいろな手作り玩具を作ってくれます。今日は、I先生が、大きな段ボールを家に見立て、周りにボンドで布を貼っていました。きっと子ども達が大喜びをして中に入り、ごっこ遊びが広がるでしょう。
以上児クラスは、保護者の方が様々な廃材を持って来てくださるので、子ども達はイメージを広げて製作に取り組んでいますが、子ども達の手から作りだされるものを見て、時々驚かされることがあります。
子ども達が、好きな遊びに集中できる様々なコーナーがあって、たくさんの玩具があるのはいいことですが、片付けをするのが大変です。
お家でもそうでしょうが、子どもに片付けの習慣をつけるのはとても難しいですね。3歳くらいの子どもを見ていると、遊びながら、次に目に入ったものに興味が移っていくので、自分で遊びに区切りをつけるのは無理なような気がします。
私達も遊んでいるものを片付けてから、次の遊びをするよう何度も言い聞かせていますが、ある程度の年齢にならないと意識できないでしょう。
それでも、小さい頃から少しずつ片づけをする習慣をつけるために、どんな工夫が必要でしょうか。「片付けなさい!」と強く叱責するよりも、片付けしやすい環境を整えて、片付けしやすい玩具を限定し(後は大人がさりげなく片づけて)、片付けすると気持ちがいいと思う経験をたくさんさせることが大切だと思います。