子ども達の力
午後から4人の年長組の子ども達と、近くのグループホーム『さくらの家』さんを訪問しました。コロナウイルス感染が拡大していたので、しばらく自粛し、久しぶりの訪問でした。4人だけで行ったのも、ご迷惑にならないように、交流を続けたいと思ったからです。
ステイホームの世の中ですが、グループホームにはリスクが高い高齢者の方が入所されているので、さらに孤立感が強まっているような気がします。今回も、玄関までの訪問となりました。仕方ないですね。
子ども達が作った紙粘土の花瓶と、その花瓶に挿してもらいたいと思って鮮やかな色のバラの花をプレゼントしました。元気な色の花を見て、少しでも気持ちを明るくしてもらえると嬉しいです。
年長組は、グループホーム訪問にも慣れてきて、ご挨拶も花瓶の説明も上手にしてくれました。特に、たった一人の男の子のHくんが張り切って、自分が作った花瓶の説明をしてくれました。花瓶を作った時、「おうちに持って帰ってもいいよ。」と担任の先生が言ったそうですが、どうしてもおばあちゃん達にプレゼントしたいと言ってくれたそうです。
貝殻の花瓶は、海の香りがしてきそうです。
Hくんの気持ちが籠った花瓶は、きっとおばあちゃん達を元気づけてくれるでしょう。「こんな時」なので、グループホーム訪問も躊躇してしまいますが、「こんな時こそ」子ども達の力が必要とされていると思います。