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カステラ

 キラキラデーの日。お料理グループと一緒にカステラを作りました。お料理グループは、生活発表会で『ぐりとぐら』の劇をする予定です。『ぐりとぐら』私も子どもの頃に読んだ思い出があります。一番最初に発行された『ぐりとぐら』は60年前ですが、古さを全く感じさせない、今も子ども達を夢中にさせてくれる絵本です。


 ぐりとぐら・・・この世で一番好きなのはお料理すること、食べること。子ども達に絵本を読んでいると「わたしといっしょ」と言う子もいます。今年度、りんごの花保育園の子ども達は何度もお料理をしているので、作るのも食べるのも大好きになったようです。


 ぐりとぐらは、森の中で見つけた卵でカステラを作るので、お料理グループもカステラを作ってみることにしました。順番に卵の白身をハンドミキサーで泡立て、小麦粉をふるい、バターや牛乳を加えると、ふっくらしたカステラの種が出来上がりました。


 りんご3組のYくんが作り方を書いた掲示を読んでくれたので、とてもスムーズに調理が進みました。「できたら、どうする?」と訊くと、「みんなに分けてあげる!」という返事。森の仲間に分けてあげたぐりとぐらと同じです。


 今日は電気圧力鍋で焼くことにしました。スイッチを入れると「でんきなべさん、よろしくおねがいします」と頭を下げる子もいました。1時間後、ふっくらとしたカステラが焼きあがり、みんなで一口ずつ食べました。


 片付けをしていると、りんご2組のAちゃんが「園長先生、カステラをいっしょにつくってくれてありがとう」と言ってくれました。お料理グループが、さらにお料理することを好きになってくれるといいなと思います。ぐりとぐらのあたたかい世界を生活発表会で表現してくれるでしょう。

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