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人権意識

 昨日、卒園児のAちゃんとお母さんが遊びに来られて、小学校の話をいろいろ聞かせてくれました。小1の壁はなかなか高く、その壁を高くしているのは『人』だと思います。その中でも衝撃的な話がありました。


 1年生は男女同時に教室で体操服に着替えるそうです。保育園の子どもでさえ、年長になると、女の子の中には「恥ずかしい」と机の陰で隠れて着替える子もいます。「恥ずかしい」と思う気持ちは自然で大事な気持ちなので、子ども達の気持ちを尊重したいと考えています。


 ・・・と言いながら、2年前まで内科検査では、事務室の中で順番が来たら上半身裸で受診させていました。年長児のAちゃんが「恥ずかしい」と泣いたのを見て、その気持ちに気づき、それからシャツを着たまま受診するようにしました。なんでそれまで気づかなかったのでしょう!?


 未満児のトイレについても、外国人のお母さんが「他の子に見られのは困る」と言われたので、先生たちがカーテンをつけ、その子が2歳になってトイレトレーニングが始まったので目隠しを作ってくれました。全員に対応することは難しいですが、子ども達がトイレに入った時はドアを閉めることなどはできます。意識することが大事ですね。


 今年4月、2階のトイレのドアに鍵をつけました。今までなんでつけなかったのだろうと思いますが、子どもの人権を尊重したいと言いながら、意識はまだ昭和のままだと反省です。人を批判できる立場にはありません。


 無意識にしていることがたくさんあるので、いろんな人が「それおかしい」と言ってくれると、気づいて改善することができます。子どもは小さくても様々な思いを持っています。言葉にできなくても、仕草や視線などでその気持ちや意志を受け止め、その権利を尊重しなくてはと改めて思っています。

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