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保育の質

 昨日の夜は、中村学園大学で開催された西南学園大学教授の門田理恵先生の研修会に参加しました。門田先生は、OECD(経済協力開発機構)の会議に毎回参加され、世界の幼児教育に精通されているすごい先生で、直接お話を聞けるなんて・・・とドキドキしながら参加しました。


 実は、後ろ盾や資金力もない私が、5年前福岡市の保育園運営者募集に応募した時に、門田先生はヒヤリングのメンバーで、応募理由や保育方針について好意的に話を聞いてくださり、そのおかげかどうかはわかりませんが、選定時に高評価をいただいて、とても感激したことを思い出します。


 夜遅い研修でしたが、著名な先生のお話を身近に聞くことができてとても勉強になりました。OECDは、莫大な資金力をバックに世界各国の政策に大きな影響を与える組織です。遅ればせながら日本が幼児教育にお金を使うようになったのもこの会議の影響が大きいようです。


 現在進行中の保幼小の架け橋プログラムや、保幼小の連携強化の取り組みが進められているのもこの会議の影響だそうです。


 各国のエキスパートがOECDの構成メンバーですが、2001年に保育の質の向上の重要性を謳って始まったのに、2021年を迎えても保育の質とは何かについて未決だと聞き、改めて保育の質を定義することの難しさを知りました。私が20年くらい考えていても答えが出ないはずです。


 福祉国家のノルウェーは、憲法で「子どもは保育を受ける権利がある」と定められていて、子どもが生まれると、どんな僻地であっても、保護者が希望すれば保育士が派遣されるそうです。だから、日本のような『待機児童』はありえないと話されていました。


 一番心に残ったのは、『自身の保育者としての質が子どもの幸せにつながっていると感じながら子どもにかかわっているか』と問われたことです。保育者として学び続けること、よりよい保育を目指して研鑽を続けることが子どもの幸せにつながるという当たり前の視点を初めて実感したような気がしました。まだまだできることがたくさんあるはずです。

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