地域格差
先週、幼児教育アドバイザーの全国意見交換会に出席しました。全国の幼児教育アドバイザーの方が出席する会議ですが、オンラインなので、とても便利です。
地域ごとに分かれて、グループディスカッションも行いました。私のグループは沖縄の方が3名いらっしゃったのですが、台風のために出席されたのは2名、全員で3名の少し寂しいグループディスカッションになりました。
沖縄の方は、日本の最南端の与那国島の教育課の課長さんでした。島の子どもの人数は、少なく、島には高校がないので、みんな島から出て行くそうです。地域の文化をどう伝えていけばいいのか、保幼小の連携をいかに行うか、小さな島でもいろいろな悩みがあるようです。
昨日、福岡でも30年保育が遅れていると書きましたが、最南端の保育園の保育についてもこのままでいいのか悩んであるようでした。20年後、社会で活躍できる人材を育てるのが今の私達の役割ですからね。
もう1人の方は、認定子ども園の園長先生でした。今年2月、地域の小学校に学校訪問に行かせてほしいと要望したところ、校長先生から冷たい対応をされた話をしたのですが、その園長先生も同じような経験されたそうです。教育長に連絡したら、公私立の関係なく、受け入れるように口添えしてもらうことができ、その後の対応はとてもスムーズになったそうです。
行政のバックアップがいかに大切かを強く感じました。福岡市は人口も多く、施設もたくさんあるので、連携はとても難しいとは思います。縦割り行政の弊害も大きく影響しているでしょう。それでも子ども達のために、分断された現状に風穴を開けてくれる方がことを願っています。
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