変身願望
先週の10月の誕生会では、担当の先生たちがハロウィンのクイズをした後に、子ども達に選んでもらったコスチュームで変身しました。子ども達はみんなキラキラした表情で先生たちがハロウィンの仮装をしていく姿を見ていました。
私はこれまで園行事としてハロウィンを考えていなかったのですが、日本の行事としてハロウインはすっかり定着しています。AIに訊いてみたところ、ハロウインは、1970年代に原宿のキディランド原宿店で初めて取り扱われ、日本に持ち込まれ、販促活動の一環としてハロウィングッズの販売や仮装パレードを開催したことがきっかけとなったようです。1990年代には東京ディズニーランドがハロウィンイベントを開催し、ハロウィンは日本でも広く知られるようになったと教えてくれました。
もともとの悪霊を払う目的よりも、怖くてかわいいコスチュームをつけてお祭り騒ぎをすることが受けたようですね。私はなかなか馴染むことができませんが、子ども達や若い人たちの自分ではないものになれる変身願望を叶えてくれるのが魅力なのでしょうね。子ども達は怖いものに変身すると強くなったような気持ちになれるのでしょう。そして「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれないといたずらするぞ!)」と言って、お菓子をもらえるのなら、最高に楽しいイベントになったのは当然ですね。
先週、近くのグループホームさんに行くと、おじいちゃん、おばあちゃんが白雪姫やドラキュラの衣装を着て子ども達を出迎えてくれたそうです。おじいちゃん、おばあちゃんも、いつもと違う服装をしてとても楽しそうだったと引率した先生が教えてくれました。
お誕生会で様々なコスチュームをつけて変身した先生たちを見た子ども達は、早速自分たちで衣装や小道具を作っていたそうです。今年も10月30日に近くの公園に行って、ハロウインパーティをする予定です。それまでにそれぞれの子ども達が工夫を凝らしてコスチュームを作ると思います。楽しみです。
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