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悪い連鎖

 2日前、宮城県のこども園にナイフをもって侵入した男が職員に取り押さえられたという報道がありました。「子どもを殺したい」信じられない言葉です。なぜ子どもなのか・・・?子どもは一番弱い存在です。自分より体が小さくて、力が弱い子どもを狙うなんて、もう卑怯の極みです。


 福岡市出身の男が列車内で隣に座っていた男性を刺し、車内に火をつけるという事件が起こり、すぐにそれを真似て男が新幹線内で火をつけるという事件が起きました。そして、今度はこども園の子どもを狙った凶行・・・。


 事件の共通点は、相手が誰でもよかったこと(不特定多数)、生きることに意味を見出せない男性が起こしたということでしょうか。世間の注目を集めたいというのも共通項なのかもしれません。


 コロナ感染が少し収まって、安心感が広がりつつある時に、こんな事件が立て続けに起こると、前を向きかけた心や明るい兆しが見え始めた社会にまた不安が広がってしまいます。自分が辛いからといって、どうして人を巻き込まなくてはいけないのでしょうか?


 悪い連鎖がこれ以上続かないよう心から願います。悪人に憧れるという心情は理解できません。同じものを見ているのに、人によってそれが憧れの対象になるというのは、基本的な心の問題なのでしょう。こんな生活しかできないのは社会が悪いから・・・。人のせいにしてどうにか自分を保とうとしているのかもしれません。


 こども園のような事件が、明日自分の園でも起こるかもしれません。そう思うと怖くて仕方ないですが、子ども達の命を守るために日頃行っている不審者対応訓練を活かさなくてはと思います。今回被害に遭ったこども園も、最初の動きが良かったそうです。園の外に不審者がいるのに気づき、すぐに子ども達を集めて建物内に避難させたと聞きました。


 火事や地震の避難訓練も、不審者対応訓練でも、一番大事なのは先生の側に行って、静かに話を聞くことだと伝えています。毎月必ず行うことで、訓練だとわかっていても、その時だけはおしゃべりをやめて、真剣に先生たちの話を聞く態度が身についています。何が起こるかわからない世の中なので、心構えと備えをしておかなくてはと思います。

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