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朝ごはん

 卒園児のSちゃん(小学校1年生)のお父さんから聞いたお話です。Sちゃんの小学校では、毎週一日朝ごはんが食べられる日があるそうです。朝食には様々なパンや果物が出て、希望すれば誰でも食べることができるそうです。Sちゃんも、朝ごはんを食べるのを楽しみに早く学校に行っていると教えてくださいました。


 早寝・早起き・朝ごはんが大事なのはみんなわかっていますが、わかっていてもできないご家庭もあると思います。小学校では早寝・早起きの手伝いはできなくても、朝ごはんの提供ならできると考えられたのでしょうね。すばらしいです。


 朝ごはんを食べないと、ぶどう糖が不足して、ぼーっとした状態になり、勉強にも身が入りません。保育園の子どもたちも、午前中元気がない時は朝ごはんを食べていないのかもしれません。朝ごはんの効果は大きいですね。


 保育園でも朝ごはんを出せればいいのですが、子ども達が小さいので、準備や片付けをしたり、食べている間もずっと見守らなくてはいけません。人手が必要になるので、今の状況では難しいです。東京の保育園を視察した時に、子ども達が1時間以上かけて登園しているので、保護者の方にも一緒に朝食を出しているという話を聞きました。親子でゆっくり朝食が食べれるので好評だそうです。


 10年後、どこの保育園でもそんなことができるといいなと思います。これまでの「それは家庭の責任でしょ」という価値観に縛られていると、今ここで育っている子ども達が不利益を被ってしまいます。『子どもは社会の宝』が絵に描いた餅ではなく、どの子もその子らしく心身ともに健康に育つように、社会ができることは社会でという新しい価値観が求められていると思います。


 それにしても、毎週一日みんなで食べる朝食はおいしいでしょうね。そのために、小学校に行こうという気持ちになれそうです。朝ごはんは大事です。

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