次の世代

 先週、福岡大学経済学部の学生さん2人が、子どもの主体性を大切にする保育について話を聞きたいとりんごの花保育園に来られました。


 保育を志す学生さんと話すことはよくあるのですが、経済学部の人とは初めてなので、どんなことに興味があるのか、気になりながら話を進めました。


 男子学生、女子学生それぞれ1人の方と話をしましたが、女子学生の方は、自分で保育園を経営したいと思っていると話してくれました。

 

 男子学生の方も、保育園の経営について興味があるようでした。かつて保育園は福祉の仕事だったのに、今では経済活動の一つとして捉えられるようになったのですね。少し複雑な思いがしました。


 私は、20年以上前から、保育園を創りたいと思っていたのですが、その当時、社会福祉法人を立ち上げるのはとても難しいと聞いていたので、個人で無認可保育園を創るという構想も持っていました。


 無認可保育園であれば、すぐにでもできそうでしたが、社会福祉法人立で保育園を創りたいという思いが捨てられなかったので、夢を実現するまでに相当な時間がかかってしまいました。


 無認可保育園、NPO法人、企業立と社会福祉法人立の保育園と何が違うのか、どうしてそこまで社会福祉法人立に拘ったのか、理解できないかもしれません。現在のように、様々な形態の保育園ができるなんて、当時は想像すらできませんでした。


 私が尊敬していた園長先生は、保育園は福祉の仕事だから、利益を得ることを考えてはいけないといつも話されていました。その思いに共感していたので、社会福祉法人立の保育園を創りたいと願い続けてきたのだと思います。


 福岡大学の学生さんは、とても熱心に話を聞いてくれました。コロナ禍で、授業が受けられなくて大変じゃないかと尋ねると、空いた時間で自分たちのやりたい勉強ができるので現状でもいいと答えてくれました。


 短い時間でしたが、こんな若い人たちが保育園のこと、子どもたちの未来のことを真剣に考えていることがわかって、とても嬉しく、心強く感じました。


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