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泣くこと

 先週、西区の園長会で久しぶりに幼児教育家の熊丸みつ子先生のお話をお聞きしました。前の保育園で研修部員をしていた時に、何度もお聞きしたお話ですが、久しぶりのお話が徐々に心に染み入り、保育(子育て)で忘れていたことを思い出し、考えさせられました。


 赤ちゃん(こども)はなぜ泣くのでしょう?まだ言葉で表現できないので、「寂しい」とか「悲しい」とか「〇〇してほしい」などという気持ちを伝えるために泣いて訴えています。『子どもは手間暇かけて育ててもらうために、泣いて訴えている』という熊丸先生のお話を再び聞いて、「そうだった」とちょっと胸が痛くなりました。


 子どもの泣き声は、子どもの言葉の代わりなのに、その気持ちを汲もうとするよりも、泣き止ませることを優先してしまっている自分に気づいて反省です。子どもは泣いた分だけ、心が豊かに育ちます。泣いたら、抱っこしてもらったり、優しく声を掛けてもらえるからです。泣き止ませるのが大事なのではなく、手間暇をかけてもらえることが大事なのですね。


 若い人(だけではないかも)たちは、人に「助けて」と言えないとよく言われます。「何か困っていることはない?」と訊いても、「大丈夫です」と言う答えが返って来ます。弱いところを見せたくないのかな?できないと思われるのがいやなのかな?と思っていたのですが、小さい頃に泣いて訴えて助けてもらったという経験が足りなかったのかもしれません。


 保育(子育て)の目的は、「自立」だと言われますが、自立するためには、自分のことを自分でできる力と困ったときに人に助けてもらおうとする力の両方が必要です。自分でできることは自分でする、できないところは人に助けてもらう・・・根本にあるのは、自分への信頼感と他者への信頼感です。


 子どもには大事なことが3つあると熊丸先生がおっしゃっていました。泣くこと、抱っこされること、そして「あなたは幸せになるために生まれて来たんだよ」と伝えることです。もう一度原点に戻って子ども達との毎日を楽しみたいと思います。



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