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環境調整

ブログにも書いたのですが、先月の音楽教室では集中できない子が多かったので、環境を変えてみようと思いました。先生のピアノの横で他のクラスの子が見ていたり、遊んでいる声が聞こえるのが気になってしまうようだったので、今日は白いプラバンを置いてみました。すると、先生の指示や話に耳を傾けることができて、素早く、楽しく活動できました。


 他のクラスの音楽教室を見たい気持ちはよくわかるのですが、見ているうちにだんだん前に出て来たり、大きな声で話したり、楽しいのでついつい自分がレッスンを受けているような気持ちになるようです。見ていて微笑ましいのですが、それが気になって集中できない子もいるので、環境を変えようと思いました。


 小学校でも、教壇の後ろのホワイトボードなどにいろいろ掲示されていると集中できない子がいるので、余計なものは置かない配慮をされている先生も増えています。年齢が低く、特性があるほど環境の影響を受けやすいので、環境調整はとても重要です。環境調整をすることで、注意や叱責を受けることが減るので、大人側の配慮はとても重要だと思います。


 プラバンの効果は意外に大きく、視界が遮られるだけでなく、周りの音も少し小さくなります。体が小さく、視界が狭い子ども達にはより効果があるようです。一人で気持ちを落ち着けたい、一人でじっくり遊びたい、一人で眠りたい・・・という要求を満たすこともできます。


 児童発達支援事業所に通っているお子さんたちは、音や周りの動きなどにとても敏感なので、このプラバンで囲って遊んでいます。簡易で軽量なので、どこでも個室が作れて、いつでも取り外すことができて便利です。


 音楽教室のR先生も、「指示が通って集団としてのまとまりが出てきましたね」と褒めてくれました。しっかり話を聞いて、動いた子ども達はみんな満足そうでした。子どもたちにとって良い環境をこれからも作っていきたいと思います。


 
 
 

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