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療育の質

 二日前、報道番組で福岡市の児童発達支援事業についての特集がありました。福岡市の幼稚園に通う5歳児の女の子は、自閉スペクトラム症と知的に低いことがわかり、通える施設を探したのですが、なかったので隣町の児童発達支援事業所に通っているそうです。


 番組の中に出てきた隣町の療育施設は、私が児童発達支援事業を開所したいと思った時に一番に視察させていただいた事業所でした。とても熱心な経営者の方に触発され、さらに児童発達支援開所への思いが強くなりました。施設の設備もとても充実していましたが、そこに至るまではとても大変だったというお話を伺ったことを思い出します。


 番組の中では、昨年モデル事業で保育園の敷地内に開所された児童発達支援事業所も紹介されました。園内にあるので、保育園の先生達とスムーズに連携できて、互いにとって、とてもメリットが大きいそうです。


 福岡市は、療育の質を担保するために、これまで療育事業所の運営を民間に委託して来なかったのですが、発達障害の子ども達が10年前と比べて2倍以上増え、受け入れる施設が不足していたことを受けて、26年度までに民間の児童発達支援事業所を29カ所に増やす予定だそうです。その選定を受けて、今回りんごの花保育園も児童発達支援事業所を開所することができるようになりました。


 本当はモデル事業の園のように、敷地内に開所したかったのですが、スペースがなくて、駅前に開所することになりました。でも、駅前という立地を生かして、たくさんの困っている子ども達や保護者の方を受け入れていきたいと思っています。『保育園が運営する児童発達支援事業所だから安心』と言われるように、療育の質を高めていきたいと思います。開所まであと2日です。

 

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