療育の質
- 智子 大瀧
- Apr 19
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児童発達支援事業所を開所して7ヶ月。4月から、言語聴覚士、理学療法士の専門職2名が入職し、療育の質がさらに高まりました。児童発達支援管理責任者のO先生は、経験も豊富で、たくさんの業務をこなしながら、核となってみんなをリードしてくれます。
訪問支援員のK先生は、保育園や幼稚園で対象のお子さんをしっかり観察して、支援先の先生達と信頼関係をつくっています。環境や言葉の掛け方などのアドバイスも適切です。
昨日の夕方、開所以来事業所でメインの保育士として活躍しているM先生が、退勤後に療育を見ていた私に「今日の療育はどうでしたか?」と保育園まで聞きに来てくれました。いろいろ話して書きたいことはたくさんあるのですが、まとめると「支援の目的が共有され、それぞれの先生達の役割分担が明確な支援でしたね」というようなことを伝えました。
丸や星の形のボールをダンボールの箱の空いた穴に入れる型ハメの活動に、子ども達は身体をしっかり動かして30分間取り組んでいました。型ハメは、目と手の協応が必要ですが、それだけでなく、全身を使った活動だったので、苦手な子が多いすり抜ける動きをたくさん経験していました。ボディイメージが弱いお子さんもいるので、かがむ、四つん這いになって動くなどの動きも意図的に導入され、楽しみながら取り組んでいました。
M先生の話を聞いて、活動の意図や目的をさらに詳しく理解することができました。それを遊びの中で実現できるのはやっぱり経験が長い保育士です。対象のお子さんを、それぞれの専門性から多角的に見て、話し合いながら目的を持って支援をしているので、療育の質が向上しているのだと思います。私もとても勉強になります。児童発達支援事業所りんごの花の療育から目が離せません。
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