積み残し

昨日のブログに、臨床心理士の方の研修会に参加した話を書きましたが、研修の最後に参加者の方から質問がありました。  友達の小学5年生の子どもが不登校になって困っていますが、どんな対応をすればいいのでしょうか?

 平成30年度、小・中学校の不登校の子は、165,000人いると言われています。いつ誰が不登校になってもおかしくないのかもしれません。原因は様々でしょうが、不登校から引きこもりになるケースも多く、家族を巻き込む長期的な問題になることもあります。

 臨床心理士の先生は、不登校の子の対応についても、その子の性格や特徴、思考傾向などを分析して、関わり方を考えなくてはいけないと話されていました。

 以前は、「学校に行きたくないなら、行かなくてもいいんだよ。」と言ってあげることもいいと言われていた時がありました。子どもを追い詰めないように、いつか自分から行けるようになるまで待つということでしょうか。講師の先生は、子どもによって、対応は違うと言われましたが、難しいですね。

 私の娘が6年生の時、クラスに3人不登校の子がいました。そのうちの一人の女の子は、中学受験をして、合格して私立中学校に行くことになったのですが、担任の先生が懇談会で、「学校に来ないのに、塾に行って中学受験をするなんて・・・」と少し腹立たしそうに言われていた言葉が胸につかえています。

 先日、あるコラムに、不登校の子についてこんな話が書いてありました。「自分のクラスの生徒(高校生)が、なかなか登校して来ない。部活だったら参加できると言うけど、これは甘えじゃないか」とベテランの先生が話すのを聞いて、若手の先生は、「部活だけでも参加できると言うなら、そこから始めればいいと思うが、先輩の先生に対してそんなことは言えない。学校全体がそんな雰囲気なので、自分の意見を言うことができなくて苦しい。」学校現場も、これまでの思考から抜け出せないのでしょうね。


 年齢が上がるほど、問題は深く、難しくなります。乳幼児期の子ども達も、心が一番成長する時期なので、どう対応すればいいか悩むこともありますが、ギュッと抱きしめることも、「あなたが大事だよ」「大好きだよ」「あなたの気持ちを聞かせて」と言うこともできます。

 乳幼児期の問題は、思春期になってより大きく、深刻になって表れると言われます。思春期に問題を積み残さないように、乳幼児期に、深く、強い信頼関係を築きたいですね。

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