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落とし物

 りんごの花保育園は、落とし物が少ないなと思います。最近は、ほとんど落とし物がありません。以前研修を受けた講師の先生が、「担当制の保育をすると、子どもがどんな服を着ているか、どんな靴下を履いているか担当の先生が把握しているから、落とし物はなくなりますよ。」と話されていましたが、ほんとにその通りです。


 以上児クラスも落とし物が少ないのですが、なぜかな?と考えてみると、お母さん方の意識が高いからだと思います。〇〇がない・・・とそのままにせず、見つかるまで探されています。100円ショップに行けば大抵のものは手に入るので、物がなくなっても買えばいいというような風潮になってきていますが、お母さん方がものを大切にされるので、その姿勢が子どもに伝わっていると思います。


 年に2.3回制服が紛失してしまうことがあるのですが、記名をされているので、ちゃんと戻って来ます。保育園のお母さん方はお仕事や家事で忙しいのですが、ほとんどの物に名前を書かれているのにも感心します。

 

 先日、元小学校の先生に講演をしていただいたのですが、「おじいちゃん、おばあちゃんが何万円もするランドセルを買ってくれていると思いますが、子ども達のぞんざいなランドセルの扱い方を見られたらがっかりされるでしょうね。」と話してありましたが、子ども達には高い・安いの価格はあまり関係がないのかもしれません。その講演の中で、小学校から帰ったら、一番にランドセルを片付ける習慣をつけることがいいとも話されていました。置く場所を決めておくと、物を大切にすることにもつながりそうです。


 整理整頓の習慣が身につくと、勉強も作業も効率よく進めることができますね。使う頻度の高いものは子ども達の手が届きやすいところに片づけるようにすると、気持ちよく終わり、次に気持ちよく始められます。いつも同じ場所・・・小さい頃は写真やシールを貼ってわかりやすくするといいですね。たくさんの物があふれている時代だからこそ、物を大切に使い、いつも同じ場所に片付ける習慣は、一生モノの力になりそうです。

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