防災の日
- 智子 大瀧
- Sep 1, 2022
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9月1日、防災の日。りんごの花保育園でも、『特別避難訓練』を行いました。園のすぐそばにある第2級河川、室見川が増水して、氾濫するかもしれないという想定です。
毎月1回避難訓練をしているので、非常ベルが鳴っても、子ども達は落ち着いて行動できます。日頃の訓練は本当に大事です。1階の未満児クラスの子ども達は、非常ベルの音と、「『洪水』が起こるかもしれないので、2階に避難しましょう」という放送で、2階の保育室に行きました。こんな時は、けんかもせず、とてもスムーズに短時間で階段を上がることができます。子どもだって場所や状況で判断して行動を変えることができるのですね。
2階の保育室では、りんご組(3・4・5歳児)の子ども達が、静かに点呼を受けて、先生の話を聞いていました。今日の訓練は、「室見川の水が溢れて大変なことになった時にどうすればいいか」の訓練ということを話すと、未満児クラスの子ども達も真剣に聞いていました。
小さい子ども達の命を預かる私たちは重責を担っています。役割分担をして、落ち着いて的確に行動しなくてはと思います。それがわかるからでしょう、子ども達は、非常時は静かに先生たちの話を聞く態勢ができています。
りんごの花保育園が開園した年、室見川が氾濫しそうになって、気が気ではなかったことを思い出します。今考えてもぞっとするほど川の水が増水していました。水の勢いは想像以上なので、早めに判断をしなくてはと思います。
先日も、国から自然災害の時の保育園の休園等についての指針が出ていました。これまでどんなことがあっても休園してはいけないと言われていましたが、ここ数年の自然災害被害の大きさで、国や人の意識が変わっています。
避難や休園をして、何もなかったとしても、それが一番。何よりも大事なのは命です。防災の日を迎え、改めて避難訓練や自然災害への対応を考えさせられます。折りしもやって来た台風11号が猛威を奮わないよう祈ります。
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