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ことば

 夏まつりの余韻に浸ろうと出勤したのですが、発熱、嘔吐、腹痛で3分の1以上の子がお休みでした。コロナウイルスは出ていないものの、アデノウイルス、ヒトメタニューモ、RSウィルスと感染症の診断を受けたお子さんがたくさんいました。感染症を防ぐことができずにすみません。この酷暑も2か月になり、身体も悲鳴を上げて免疫力が落ちているのかもしれません。小さな子ども達にはこの長期間に及ぶ暑さは余計に堪えるでしょう。早く元気になりますように。


 そんなどんよりとした中、嬉しいこともありました。4歳児のAくんが、初めて朝の放送に来てくれたのです。Aくんは生まれてすぐに日本に来て、保育園にも通っていたそうですが、昨年3歳児でりんごの花保育園に入園した時はほとんど言葉を話せませんでした。お友達と遊ぶこともなく、いつも一人で黙って遊んでいました。言葉が出ないのが友達と遊べない要因の一つだったと思います。


 そんなAくんが今ではお友達ととても楽しそうに話したり、ふざけたりしながら遊んでいます。優しいAくんは、友達から好かれる人気者になりました。でも、私が話しかけると、あまり答えてくれません。Aくんと話したくていろいろ考えて声を掛けるのですが、たまに短く答えてくれるくらいです。そんな照れ屋なところもかわいいのですが・・・。


 初めて朝の放送に来てくれたので、嬉しくなってマイクを向けると、黙ってしまいました。強制にならないように、でもせっかく来てくれたのだから・・・といろいろ思案して、後ろに並んでいた5歳児のKくんに、「一緒に『おはよう』と言ってみたら?」と頼みました。


 もちろん、Kくんは「うん」とうなづき、Aくんと一緒に「おはようございます!」と言ってくれました。ちょっと緊張感も解けたのでしょう、「お名前言ってみようか?」と言うと、今度は一人で「Aです」と大きな声で言ってくれて、とても嬉しかったです。


 最近学んだように、言葉が出ないというのは、いろいろな問題と繋がっていることを感じました。言葉が出るようになったAくんは、お友達とコミュニケーションをとって遊べるようになり、笑顔が増え、意欲的になりました。そんなAくんが人気者になったのはよくわかります。時間がかかってしまいましたが、Aくんの成長が嬉しく、これからもその成長を楽しみにしたいと思います。

 

 

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