ピンチ

 以前勤めていた保育園の時からずっとお付き合いさせて頂いているS先生がお話しに来てくださいました。久しぶりにたくさんお話しさせて頂いて、いろいろ考えさせられました。他の保育園で働いていらっしゃるのですが、改めて職場でのコミュニケーションの大切さを感じました。


 りんごの花保育園は定員が60名と小規模ですが、それでも職員が20名以上いるので、うまくコミュニケーションが取れないこともあります。コロナ禍で、会議や勉強会も最小限にしているので、さらにコミュニケーションが取れにくい状況です。


 やはり、人と人は話さないと互いの気持ちが通じないですね。私の思いは私自身の言葉で語らなければ伝わらないのです。先生たちが判断に迷う時は、園の保育方針や保育目標を思い出して判断してほしいと伝えていますが、人それぞれ捉え方が違うので、やはり自分の言葉で伝えなくてはいけないと思いました。


 例えば、12月の保育に向けて、『進級・卒園まであと4カ月になりました。子ども達ができることを増やして、子どもの自立を促しましょう。』と書面で伝えたのですが、これも取り方によっては、子どもができることに保育士は手を貸してはいけないという判断になってしまうかもしれません。


 私の思いは・・・4月に比べて一人一人の子どもが大きく成長し、できることが増えているので、子ども達ができることは自分でしようとする姿を見守り、自分は大丈夫という自信をもって進級・就学できるようにしてほしいということです。


 子ども達が自分でやりたいと思えるように導き、できた時は一緒に喜び、次の意欲に繋げてほしいという思いです。時々、先生に甘えたいという気持ちを受け止めることも、もちろん自立に向かうための大事な援助です。


 今、職員勉強会で事例を挙げながら話し合っていることが、共通理解になり、同じ方向を向いて子どもに関われるのだと信じています。思いは言葉にしなければ伝わらないですね。


 どの保育園も、日々様々な葛藤や問題、課題を抱えているでしょう。問題や課題に真摯に向き合うことで、より子ども達にとって質が高い保育を提供することができるのだと思います。


 いつも私を励ましてくれる言葉があります。『ピンチはチャンス!』尊敬する園長先生から頂いた言葉です。ありふれた言葉かもしれませんが、苦しい時、いつもこの言葉を思い出し、課題や問題に向き合っています。


 S先生、働く場所は違っても、子ども達のために、より良い保育を目指しましょうね。



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