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ルール

 片付けが身につかないので、昨日から少々厳しい対応をしました。りんご組(3・4・5歳児)は、朝と夕方、小さいクラスの保育室で、小さい子ども達と遊ぶのを楽しみにしているのですが、出した玩具を片づけてくれないので、小さいクラスでは遊ばないことにしました。


 朝、いつもより人数が多くて賑やかな園庭でトラブルがありました。4歳児のKちゃんがままごとのしゃもじで遊んでいたのですが、そこに置いた時に、他の子がそれを使ったので、「Kちゃんが使っていたのに!」といういつも子ども集団の中で起こるトラブルです。


 三輪車に乗っている子が、三輪車から離れて遊んでいる間に、他の子が誰も乗っていないと思って乗り、「○○ちゃんが乗っていたのに!」というトラブルは頻繁に起こります。ほんの短い間でも、手放してしまうと、それを見た子は誰も使っていないと思って使います。家庭だったら起こらないトラブルが保育園では何度も何度も起こります。


 「Kちゃん、まだ使いたかったんだね。でもKちゃんが使っていないと思ってMくんが持って行ったんだよ。保育園ではね、使っていなかったら他のお友達が使ってしまうけど、それはね、保育園の・・・」というところで次の言葉を探していると、そばで聞いていた5歳児のMくんが「ルールだよ」と代わりに言ってくれました。昨日の担任の先生の片付けの話が心に残っていたのでしょうか?


 子どもの人数だけ玩具があるわけではなく、人気がある玩具は取り合いになってしまいます。その瞬間使っていなければ、他の子が使うのは仕方ないという暗黙の了解があります。それが正しいのかどうかはわかりませんが、そうしなければ保育園の生活はうまく流れません。子どもたちの間に入って、時々モヤモヤしてしまいますが、ルールとして納得してもらわないと集団生活が成り立たないのです。


 遊んだものは片づける、遊んでいないものもみんなで力を合わせて片づけることが身につけば、気持ちよく過ごせます。今日はお迎えに来られた保護者の方も声をかけてくださったので、とてもスムーズにきれいに片づけられました。みんなで片付ければ短時間で終わります。終わったら、とてもいい気持になりました。このいい気持ちをみんなで共有したいと思います。

 



 

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