化ける
昨日の職員勉強会で、とても嬉しい報告がありました。来月は卒園と入園の準備をしなくてはいけないので、令和5年度の総括を行いました。
0歳児クラスは、言葉にできない子ども達の表情やしぐさを受け止め、共感し、言葉にすることで、子ども達が自分の思いをわかってもらえたという安心感を持ち、それが積み重なることで人への信頼感に繋がったと思うと報告してくれました。
0歳児同士で、登園する友達を走ってドアまで迎えに行ったり、満面の笑顔で抱きついている姿を見ると、お友達の存在が大きくなり、大好きという気持ちが育っているんだなと思います。
1・2歳児は、子ども達から「○○したい」「○○した方がいいんじゃない」と遊びや活動の提案がよく聞かれるそうです。(事務室にいてもよく聞こえてきます)それが日常なのは、先生達が自分が言ったことを叶えてくれると思えているからでしょう。2歳児までは、担当の保育士がいるのも、子ども達の心の安定に繋がっていると思います。これからの成長が本当に楽しみです。
3歳児は、保育士に頼ることが多かった子ども達が、自分で考えて行動したり、5歳児を頼ったり真似したりすることが増えたそうです。
繊細な子が多い5歳児ですが、課題を乗り越えるたびに自信をつけ、できなくても大丈夫という気持ちになれた時、クラス全体が大きく変わったようです。友達同士思い合う気持ちや助け合う姿がたくさん見られるようになり、担任のM先生が安心して小学校に送り出せると感じているのがいいと思いました。
最後に4歳児ですが、個性的な子が多く、自分がしたいことをしたいという姿が気になっていました。お話を聞きたくない、みんなと同じ場所に座りたくない、それぞれが主張するので、まとまらないのが担任の先生の悩みでもあったと思います。
あと1ヶ月で年長組になるというこの時期、子ども達の心にも大きな変化が生まれているようです。5歳児から当番活動などを受け継ぎ、自覚が出てきて、年下の子への関わり方も変わって来たようです。
いつも一緒に過ごしている5歳児担任のM先生の「あの子達、化けると思います」の一言をとても心強く受け止めました。自分のことしか考えていないように見えていた「あの子達」が化けるなら、りんごの花保育園の保育に相当な自信を持てます。新年度が楽しみになってきました。
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