多数決
- 智子 大瀧
- Apr 21, 2021
- 2 min read
今朝の体操の時間。4人の年長児と年中児が1人、放送をしようと事務室に入って来ました。「今日は何の体操にする?」と聞くと、口々に自分がしたい体操のタイトルを主張し始めました。 「そうか〜。じゃあ・・・」と私がジャンケンにしようかと思っていると、すかさず年長児のAくんが、「昨日の・・・」と言った言葉を聞いて思い出しました。昨日、何の曲か決める時、5歳児のR君が、「多数決」と小さな声で言ったことを覚えていたようです。いつも控えめなR君から出た『多数決』という言葉に少し驚きながらも、他の子どもたちに多数決の説明をして、どれがいいか手を挙げてもらいました。 結果、4人のうち3人が同じで、M君だけが違う意見でした。「じゃあ、これでいいね」と進めようとすると、M君が泣きそうになっているのに気づいた子ども達が、「ジャンケンをしよう」と言ってくれたので、ジャンケンで決めました。(それでも、結果は変わりませんでしたが、M君は納得できたようです。) 今日は、A君が多数決を進めてくれました。よくわかっています。今回もM君だけ違う意見だったのですが、「それでいいよ。」とあっさり言ってくれたのは、昨日の友達の優しさが心に残っていたからでしょう。 子ども達は日々学び、新しい知識を自分の力としています。大人の世界では、多数決で決まったことは決定事項になりますが、友達の気持ちに気づき、柔軟に考えを変えられるのは子ども達のすごいところです。いつも子ども達には沢山のことを学ばされます。
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